【敗戦の原因は明治につくられた】明治陸軍が編纂した『日本戦史』とは何か(アーカイブ)
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【敗戦の原因は明治につくられた】
昭和の戦争は、日本が歴史上初めて「戦争に負けた」歴史でもあります。
なぜ、日本は戦争に踏み切ったのか。
なぜ、負けたのか。
今なお、問い続けられていますが、その核心を明治の近代化に繋げて考えている人は極めて希です。
「敗戦の原因は、明治につくられた」
これは、私が確信していることです。
そしてなぜそうなのか、一人でも多くの人にその理由を伝えたい。
本講座は、和敬美学の会1期の11回のテーマでした。
あのときの熱量のままお届けしたく、「終戦の8月」にお送りいたします。
※重要※
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約2時間半にわたる講座のはじめに、私は高橋昌明氏の著作『武士の日本史』をご紹介いたしました。
そこには、第二次世界大戦について、考え直さざるを得ないことが書かれていたからです。
講座資料にも、抜粋する形で概要を掲げました。
以下が、その内容です。
【講座資料より抜粋】
◇はじめに
*好むと好まざるにかかわらず、歴史小説家はもちろん歴史研究者も、これに頼るのが常であった。
*(戦国時代の合戦を)明治陸軍の戦術眼と軍隊知識で観ており、明治と戦国時代では戦争についてすべてが異なるにもかかわらず、その点において注意が払われた形跡がない。よって、筆者は『日本戦史』を近代軍人の眼による擬古物語と考える。
*正確で具体性のある戦闘関係の史料がえられなかったため、『日本戦史』が、江戸時代の娯楽本位に書かれた軍記物・軍談に頼りながら、強引に架空戦史を書いた点は、国民の歴史意識をゆがめる結果になっており、おおいに問題である。
*さらに深刻な問題は、(中略)近代の指導的軍人の思考と志向を縛り、史実とかけはなれた「戦訓」をもとに、現実の戦争を高僧させ実際に実行する、という愚を犯させたかも知れないことである。
*批判的な見地を放棄したり、国家の威信や指導的軍人の名誉を優先したりする戦史は、いよいよ架空の戦史に堕さざるをえないし、現実の戦争指導者にとっても有害無益である。
(以上、『武士の日本史』高橋昌明著 岩波新書。ゴシック文字の文章は同著より引用)
8月、さまざまな形で「あの戦争」について取り上げられます。
そのいずれにも、私は違和感を抱かざるを得ません。
まだ、根本的な課題にたどり着けていないと感じているからです。
本講座では、問題の核心に、私なりに迫りました。
あの戦争をどう見るのか。
すべての日本人がきちんと向き合うべき課題であり、それが未来を創造する際の糧にもなります。
この講座が、一役を担えるなら幸甚です。
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